4/14~4/15に渡りAO FEPに参加させていただきました。 噂には聞いていたのですが事前学習も約1ヶ月にわたり密な内容となっており事前学習さえもついていくのにやっとといった感じでありました。ただ参加者の多くは普段から外傷の勉強会等で御一緒する機会が多い方々でありそこは安心感がありましたし、実際の参加期間中も非常に励みになりました。

初日はHong kongから来られたLap Ki Chan先生のeducationにおける7つのprinciplesとFeedbackについての講義で始まりましたがそのマイルドな口調と聞き取りやすい英語、講義に取り入れられた多くのジェスチャーなどまさに講義のお手本となるようなプレゼンテーションを見せていただきました。
また参加者がそれぞれいままで最も印象的であった学習経験について英語でプレゼンする機会が設けられましたが、学生生活での部活での経験や社会人になってからの経験など参加者それぞれに異なる経験が述べられ非常に印象的でありました。またそこから印象的な学習経験を獲得するためには何が必要だったのかを学びとるいいきっかけとなりました。
午後は早速事前に作成したプレゼンテーションを英語でお互い発表し合うという最も大変なlectureがありました。 我々がよくAO lectureで目にするようなシンプルで無駄がなくスタイリッシュなプレゼンスライドを作成することに奮闘しておりましたが(実際は事前に十分な時間が取れずスライド作成すらままならなかったですが)英語でプレゼンテーションするよりもそれを正しくFeedbackすることの方がよほど難しいことに今回気づかされました。

Feedbackで協調されていたことは
① 今回何が良かったことか ②次回さらに良くするにはどうすればいいか
という2点を確認するいわゆるpositive feedbackのやり方でした。
これが一見簡単そうなのですが実際やってみると非常に頭を悩まされました。
この手法は後輩への指導やコメディカルとの関わりの際も非常に有用であると考えられ、今後活かしていきたいと感じました。
またスライドの最初に必ずlearning outcomeを提示することも基本的なことですが非常に重要なことであると感じました。

初日からクタクタになりましたが、夜は会場からほど近い高層ビルの夜景のきれいな場所で参加者の皆様と楽しく懇親会に参加させていただきました。普段から整形外傷を中心に活躍されておられる先生方ばかりであり、今回のFEPの事前学習についての話やそれぞれの施設での教育方法など話題は尽きませんでした。

翌日はTeaching practical skillsの講義が朝8時から開始されました。
そこではAO法のプレート固定法についてまずpractice exerciseのビデオを説明した後に実際受講生にボーンモデルを使用しながらpractical exerciseを行うという実際のAO courseに近い実習を行いました。まずビデオでの説明については、そのままビデオのみ流すと受講生は退屈しますし、かといってVTRを細かく切って説明を入れると全体の流れが分かりにくくなるためコメントを入れるタイミングが非常に難しいことを痛感しました。
また実際ボーンモデルを使用しての説明はすべての参加者に見やすい立ち位置を考えたり、それぞれ経験年数の異なる参加者に合わせた説明を行う等、いろいろ細かい配慮が必要であることがわかりました。
この実習の後もしっかりとお互いのlectureについてのFeedbackが行われました。

さすがに2日目にもなると少しずつFeedbackの技法に参加者全体が慣れてきた印象を受けました。
普段のAO courseでテーブルインストラクターの経験はあるのですが実際前でビデオ説明と実演を行っているFacultyの先生方の御苦労がこの実習を通して肌で感じられました。

2日間のlectureを受講して感じたことはわかりやすい良質なプレゼンテーションのスライドを作成してそれをプレゼンすることはもちろんのこと、それを正しくfeedbackを行って次につなげていくことは非常に難しいということがよく理解できました。
だからこそ正しい技法を身につければ非常に有意義な時間を参加者と共有できることも理解できました。
最後に自分たちが行ったプレゼンテーションやlectureの動画をUSBのデータでいただきました。帰りの新幹線で観てみると赤面してしまいましたが、普段自分のプレゼンテーションを自分で確認する機会はなかなかないため非常にいい経験をさせていただいたと感じております。

事前学習も含めこのようにeducationやlectureについて体系的に勉強する機会を得たことは始めてでしたが今後のAO courseへの参加も含め多くの自分が携わるlectureや教育活動に役立てれる経験と確信しておりますし、今回のFEPの経験をきっかけとしてもっと積極的に教育活動に参加し、勉強を継続していきたいと考えております。
今回お世話になったAOスタッフの皆様、参加者の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。