2018年6月30日と7月1日の2日間、香港Mira HotelにてCEP (Chairperson Education Program)が開催され参加しました。FEP (Faculty Education Program)と異なりCEPの情報は少ない(ホームページは正田先生のレポートのみ)ので些か不安でした。正田先生に尋ねると、笑顔で「全然大したことないよ」とおっしゃられたので、かえって不安になりました。
さて、まずFEPと同じようにwebでのon-line preparation(5週間)があります。「自己紹介」「FEPの復習」「資料に目を通して課題に答える」と続いていくのですが、On-line ではface to face eventの内容が今一つ見えてきません。と、思っていたら、もう当日です。

face to face eventはintroductionから始まり5つのmoduleで構成されています。半分は講師によるレクチャーで半分はdiscussionというところです。講師はタイのVajara Phiphobmongkol医師とAO教育担当Miriam Uhlmann女史です。参加者はAsia Pacificから16名(中には顔見知りの医師もおり、やや安心)、コの字型のテーブルでの会議スタイル(写真参照)で全ては進行していきます。

Introduction
まずは自己紹介です。自国のAOにおける立場や教育経験などを述べます。続いて、今までに出会った教育で「最も良かったもの」と「最も悪かったもの」を紹介し、その理由を2つあげます。

Module 1—Assessment and evaluation
プレコースにおいて、いつも受講生にアンケートをとっていますね。その結果をどのようにコース作りに結びつけるかを集団討論します。

Module 2—Program development
これは、いかにしてプログラムを作り上げていくかですが、「Back ward planning」という手法をとります。例えば「上腕骨近位部骨折」などの例を挙げ、その損傷でどのような問題が生じ、それはどういった状況で起こるのか?それを解決するためにどのようなknowledge, skill, attitudeが必要なのかを述べていきます。 これは2人あるいは3人一組になって発表していきます。同じ国から参加している人たちはそれでペアあるいはグループを組みますが、私は一人でしたのでシンガポールの先生とペアを組みました。

Module 3—Logistics and relationship with industrial partners
これは企業(J&J)との関係、予算のあり方についての討論です。これは国によって異なるので、自国の事情を知っておくと良いでしょう。ある国においては、AO Courseの受講料が全て無料、というところもあるのですね。

Module 4—Faculty management
いかにしてTable InstructorやFacultyを選択し育成するかの討論です。自国の事情と自分の考えていることをプレゼンすれば良いでしょう。 続いてプレコースのあり方を討論し、コース中の管理についての討論をします。講師から幾つかのシナリオが提示されますので、それについてコメントを述べていきます。

Module 5—Individual program planning
これは、Module 2と同様のペアあるいはグループで行います。任意にコースプログラムを作ります。例えばBasic Course, Advanced Course, Specialty Course, Seminar、兎に角何でも良いのです。それをどのようなコンセプトを踏まえて作成したかを2−3分でプレゼンし、講師のコメントをもらうという感じです。基本的にはCSI(continuity, sequence, integration)やBackward planningをどのように利用して組み立てたかをプレゼンします。

FEPと比較してどうかというと、CEPはfree talkingが多いという感じです。英語力があれば、確かにCEPの方が気楽な印象です。予習なしでもぶっつけ本番でもいけそうです。 FEPに参加した際のレポートでも「意外に楽しい」と書きましたが、このCEPも「意外に楽しい」のです。